解決しなければならない課題と対策

あまり、教科書的なことを言うことは避けようと思っているのですが、課題と問題は違います。ただ、それぞれへの対処については「対策」とか「対応」とか言われて、あまり変わらないような感じがします。ここで考えるのは問題ではなく、課題です。課題は、解決されるべきものなので、ちゃんと対策を立てましょう。

 


課題と対策のリスト

先に作った、目標の姿や売上高、利益などに到達するために、どういう課題があるのかを整理して、その対策を考えます。できるだけ具体的に書いたほうが良いでしょう。当然ですが、「売上を上げる」という課題では対策があいまいになってしまいます。

課題

課題は上に書いた通り、「売上を上げる」という大まかなものではいけません。対策が立てにくくなるからです。ここではまさにロジカルシンキングを使います。掘り下げましょう。

 

たとえば、売上を上げるには?→顧客数(販売回数)を増やすか、1回の販売での販売平均額を引き上げるか、またはそのどちらもとなるでしょう。

 

まだ、「販売回数を増やす」では、まだもう少し掘り下げたほうがいいかもしれないですね。新規客を取りに行くのか、それとも既存客を再度掘り下げるのか。。。こうして課題をより具体的にしていきます。

 

対策

対策の方は、課題が具体的に設定されると非常に立てやすくなります。逆に、課題が適切に設定されないと、対策はいいかげんなものになってしまいます。

 

たとえば、「課題が販売回数を増やす」くらいだと、対策としてはたくさんの対策が出てきます。チラシをまく、ネット広告をする、ポイントカードを配るなどなど。。。どれも問題あるようには思いませんが、少しバラバラです。

 

「地元の新規客を増やす」になっていれば、ネット広告の打ち方も変わるし、新規客対策ならポイントカードは的外れということになります。

 



課題の掘り下げ、対策の合致性を確認

書き終わったら、もう一度、課題の掘り下げが足りないことはないか、課題に対する対策は合致しているかを確認しましょう。時々あるのが、「単なる言い換え」になっているケースです。「新規顧客を増やす」→「新しい顧客を呼び込む」というまでひどいものはないとは思いますが。。。

最後に、具体的行動とそのスケジュールを作ります。