企業理念や座右の銘

最近は、BHAGなどという言葉もありますね。自分の企業がなぜ存在するのか、という一種、存在意義のようなものを設定している会社があったり、とてもシンプルなスローガンのようなものを掲げていたり、「これ、どっかで聞いたことあるな」と思うようなものもあったりします。英語だと、Philosophyといわれます。

 

が、企業理念は独自のものの方がいいかもしれないですが、別にどこかで聞いたことがあるようなものでも、それを社長や創業者が信じて疑わないものなのであれば、それでいいと私は思います。

 

どんなものにしたらいいかわからないということもあろうかと思いますので、Googleなどで検索してみてもいいでしょう。下に、当方が現場でよく話す企業理念などのサンプルは提示しておきましょう。

 


ファンケルグループさんの例

ファンケルさんといえば、化粧品を私はイメージしますが、皆さんはいかがでしょうか。

ファンケルグループさんでは、理念として「創業理念」と「経営理念」を提示されています。

ファンケルグループさんの理念、見てみてください。

 

個人的には、ファンケルさんの商品をあまり使った覚えがないですが、この「不をなくしたい」という理念にはとても共感できます。達成できない事柄かもしれませんが、この理念に照らして、「この事業は正しい方向なのか?」と考えやすい、良い理念だと認識しています。

 


Googleさんの使命

Googleさんの場合は、理念ではなく、「使命」になっていますが、類似品だと思うので(笑)、紹介しておきます。

 

Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。

 

とのことです。

法的な問題が含まれていそうな使命ですが(笑)、それでもなお、非常にわかりやすく、Googleのやるべきことが示されているように感じます。

 


NHKさんの理念

NHKは公共放送局として、法的な基盤の上にありますので、その法律からの引用のようです。

 

豊かで、かつ、良い番組の放送を行うこと。

それにより文化水準の向上に寄与すること。

 

個人的には、文化水準の向上に寄与すること、というところに注目します。

定義がなかなか難しいようには思いますが、それでもなお、番組を作る基本的な考え方を示しているようには思えます。「チコちゃんに叱られる」も、知識を私たちに提供して、文化水準を引き上げることには貢献してそうですし。

 


今回少し調べてみましたが、

今回、有名な老舗企業などの理念や使命などを調べてみましたが、「おお!これは!」と思うものあり、「つまんないなぁ」というものあり、いろいろでした。

 

ある金融機関のものは、どこの金融機関でも同じことが言えそうだなぁと思うようなものでした。一方、ある食品会社さんのものは、中国の会社か?というくらい漢字が並んでいる理念でした。でも、それらもその企業にとっては、とても大切な理念。私は否定しません。

 

弊社あたぼうでは

弊社あたぼうでは、「基本的姿勢」として「至誠」をあげています。

とても難しいことだと認識していますが、これを意識して活動し続けたいと希望しています。

 

みなさんにはそういう座右の銘とか、理念とか、基本的姿勢とかありませんか?

それを言葉にして表現し、掲げることによって、自身の企業基盤や存在意義がくっきりと見えてくるかもしれません。

そして、それが事業計画を作るための第一歩になるように思います。

 

でも実際には、「理念なんて考えたことがない」とか、「座右の銘はない」ということもあります。考えるタイミングやきっかけがないからです。そういう時は、私のような第三者と「話す」ことで、自分が考えている大切にしていることに気づいたり、その第三者が明文化する良いヒントをくれたりすることがあります。

 

もし、話してみたいと思われるなら、お問い合わせください。

次は、環境分析(SWOT分析)をしてみましょう。