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デザイン事業を拡大するためのマーケティング支援

事業概要

当社は、大手IP関連企業の仕事をしていたデザイナーが立ち上げたデザイン会社である。独立前は知的財産権を持つ企業からの各種デザイン(主にアパレルやグラフィックデザイン)を請け負う会社に勤めていた。

独立後は各種企業からのデザイン依頼などを受けて事業を展開していたが、思ったようにキャッシュフローが良くならない。このため、事業拡大を狙ってマーケティング的な改善を進めることになった。

 

抱えていた課題

実は独立前の企業からの支援があり、借入金が残っていた。実際には、買掛金として残っており、未払いになっていた。この未払金の額が比較的大きかったため、金融機関からの借り入れも起こせない状況が続いていた。

また、大きめのデザイン事業を請け負っていたりして、キャッシュフローが悪くなる原因となっていた。

 

提案と実行

まず、決算の状況を整理した。その上で、買掛金の返済計画を立て、相手先と合意した。それを覚え書きとして残すことで、性格の悪い買掛金でないことを第三者から見てもわかるようにした。

この上で、事業計画を立てた。直近、1年の詳細なものー案件ごとの入金時期や金額などを明記したもの-と向こう3年間にやっていこうと考えている事業計画書である。

これを金融機関へ提出して、信用保証協会の支援も受けながら、借入れを起こした。

 

続いて、計画に基づいて案件を開拓、推進するとともに、それぞれの案件の管理を外部からフォローしてもらう仕組みを構築した(公的支援を活用)。